音の定義
簡単には、空気の振動が音【音波】elastic wave となって、聴覚に伝わる現象を音としています。音源振動【叩く・吹く・触る・蹴る・撫でる・擦る】等・・の影響で空気中【媒質中】の粒子が連続的に分散伝搬し速度変化を起こし、縦波【疎密波】のエネルギーとなって、私達の聴覚に達して、骨・神経・を通じ、脳に信号を送り、音として初めて感じます。音波の有る空間を【音場】acoustic [sound] fieldと言います。音は1秒間に340m(15℃)も進みます。一秒間に音の進む長さをC(m/s)で表します。この様に音は空気の有る場所だけで存在する現象です。
一般的に自分にとって好ましくない音の事を【騒音】noiseと言い、その騒音対策の措置等を総合的に【防音】noise insulation として定義してます。大体130dB(生ドラムの演奏時の音圧等)を超えると聴覚支障をきたすと言われています。騒音には・・人の声・動物の鳴き声・道路・鉄道・航空機・工場・建設・近隣・音楽・携帯電話等のあらゆる生活音等がその基になる要素を含んでいます。
音は色々な要素によって微妙に影響されます・・。
温度や風によっても左右されます。音の性質として昼間は空気粗密が空の方に発散されやすく、夜間は地上に音が降りやすくなり、昼よりも音が聞こえやすくなります。風が吹いている時は風上から風下に音が流れて、風下の方が聴こえやすくなります。又、物の形状・大きさや、硬い素材に音がぶつかると音が増幅されたり、柔らかい素材に対しては、音のエネルギーが分散されたりして、音質も変化します。もちろん空気の質量によっても、音を微妙に変化させます。
音は距離によっても減衰します(距離減衰)。音のする所から、聴こえる所までの距離が遠いほど、音は次第に静かになります(距離が2倍在る時には音圧は4分の1に減少します。)又、音の広がり方も微妙です。音の発生源から遠い場所にあり(航空機・舞台上の歌手等の音等・・)の極小の点音源の場合は、円状に広がる傾向にあります。

性質と単位

「音」とは、音源から発したエネルギーが空気中に振動(音波)となって伝わること。
この音波が、人間の耳に入り鼓動を振動させ、それが神経により脳に通じて知覚されます。
音の波が1秒間に何回上下するかを数値にしたものを「周波数」といい、Hz(ヘルツ)で表します。
人間の耳にに聞える周波数の範囲は、約20Hz〜2KHz。周波数の少ない音は低音、多い音は高音となり、また 周波数が2倍になると1オクターブ高い音になります。
音の強さや大きさは音波の振幅に関係します。音のエネルギーの大きさと音波の振幅の大きさは物理的な量で把握されるもので、「音の強さ」と呼び、dB(デシベル)で表します。
「音の大きさ」とは人間の感覚として感じられる量を示すもの。人間の耳に聞える音の大きさは、エネルギーの大きさだけでなく、周波数によっても異なります。周波数が高くなると少ないエネルギーでも大きく聞えます。
               
 高低を表す Hz(ヘルツ)       強弱を表す dB(デシベル)

音のレベル

音は「強さ」(振動)、「高さ」(周波数)から成り立ち、そしてさらに「音色」(音の快・不快)も音の構成要素をなしています。
騒音とは私たちが不快と感じ、取り除きたい音。市街地での騒音の大きさは60dB以上が多く、この状態では快適に暮らせません。
騒音としてのレベルは自動車の警笛が110dB、地下鉄の車内が90dB、交通量の多い道路が80dBとされています。また 人のどなり声は地下鉄の車内と同等の騒音レベルの90dB、普通の会話は60dBとなります。一般的に、室内で快適な暮らしができる許容騒音レベルは、
40dB以下といわれています。

音の伝わり方

音には空気中を伝わって耳に届く「空気音」と、足音や物の落下音が床や壁を伝わって聞える「固体音」の2種類があります。
【空気音ジェット機の音や自動車の音、楽器の音など、空気中を伝わってくる音。
【固体音】上階の足音スピーカーの振動音、電車やトラックの振動音、トイレの排水音など、物体を振動させて聞えてくる音。